テコンドーが子どもの成長にもたらす効果

押上テコンドークラブは、2024年3月より、小学生を対象とした少年部クラスをスタートします。
今回は、テコンドーが子どもの成長にもたらす効果や、当クラブの方針をご紹介します。
吸収力が高く、心身ともに大きく成長する子どもの時期は、どのような習い事をするかは特に重要です。
お子様の習い事をご検討されている方は是非ご一読いただき、お子様に身に付けてほしい力が養えるか、当道場に通うイメージが持てるか、ご確認ください。

テコンドーが子どもの成長にもたらす効果

子どもの習い事は、心身の発達や社会性の養成など、様々な面で子どもの成長に役立ちます。
特にテコンドーは、身体能力を高められるだけでなく、精神を鍛練し、礼儀礼節を身に付けることも出来ることが特徴です。
そして、意欲、自信、忍耐、自立、自制、協調、共感などのいわゆる「非認知能力」を高めることができます。
以下でそれぞれの効果について説明します。

礼儀礼節

テコンドーでは、他の武道同様、礼儀作法が重視されます。 特に韓国発祥の武道であるため、目上の人に対しての礼儀や、両親などを大切にする心など、儒教の精神が根強く反映されています。
テコンドーの5つの精神「礼儀」、「廉恥」、「忍耐」、「克己」、「百折不屈」は、修練するに当たり実践すべき目標として掲げられています。これらの精神は、他人に対して敬意を示すこと、自分自身を戒め、謙虚な姿勢が大切であることを教えています。
子どものうちからテコンドーの稽古に通うことで、自然とこれらの礼儀礼節を身に付けることができます。

精神修養

テコンドーでは、稽古や試合で必要とされる集中力、厳しい稽古を継続する忍耐力、痛みや恐怖に打ち勝つ精神力が培われます。また、同年代の子どもたちと集団で稽古することで、協調性や社会性が育まれます。テコンドーは個人競技だけと思われがちですが、団体競技も行われます。特に団体型の競技はチームワークが非常に重要であり、チームビルディングを学ぶことも出来ます。
また、稽古を重ねることで「驚き」「恐れ」「疑い」「迷い」などの心理的障壁を克服し、凛とした強い心を養うことが出来ます。
大会への出場や昇級・昇段審査では、目標に向かって努力することを学び、達成感や自己肯定感、悔しい気持ちを経験する中で、自分に自信をつけることができます。
これらの能力や経験は、勉学にも活き、社会人になってからも役立つものです。

非認知能力

非認知能力とは、IQやテストの点数のように数値化することができない内面的な能力で、意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力などがあります。
上記の内容とも重複しますが、テコンドーの5つの精神(礼儀、廉恥、忍耐、克己、百折不屈)を大切にしながら稽古に励み、日々の練習や大会、他の道場生たちとの関わりの中で様々な経験をすることによって、非認知能力を高めることができます。
非認知能力は、学歴、雇用、収入に影響することが学術研究によって明らかになっていることから、近年教育の分野で注目を集めています。

身体能力

「プレ・ゴールデンエイジ(5~8歳頃)」「ゴールデンエイジ(9~12歳頃)」は運動神経の発達が著しい時期であり、この時期にどう過ごすかで、その後の運動能力に違いが出ます。小学生頃の時期にテコンドーを学ぶことは、身体能力を高めるためには非常に効果的です。
テコンドーは全身を使う競技であり、全身の筋力や柔軟性をバランスよく身に付けることができます。
また、「コーディネーション能力」を高めることができます。
コーディネーション能力とは、目や耳など感覚器から入ってきた情報を脳が処理し、身体の各部の神経回路に的確な指令を出す能力のことで、この能力が高いと「運動神経が良い」ことになります。「定位能力、反応能力、連結能力、識別能力、リズム能力、バランス能力、変換能力」という7つの能力に分類されており、テコンドーではこの各能力を高めることができます。

テコンドーの稽古で7つの能力がどのように身につくか、以下で1つずつ見ていきましょう。

  • 定位能力(自分と相手との位置関係を空間・時間的に把握する能力):ミットや相手の位置を正確に把握し、技の攻防を行うことで高められます。
  • 反応能力(合図に素早く的確に反応する能力):相手の動きに素早く反応して動く練習の中で鍛えられます。
  • 連結能力(複数の動作をつなげ、スムーズに動かす能力):蹴り技や基本動作を習得することで身に付きます。例えば、足で踏み切り、蹴り上げ、ジャンプするという、複数の異なる動作を流れるようにつなげ、「跳び蹴り」という一連の動きをスムーズに行うことができます。
  • 識別能力(手足の動きと用具などを、視覚と連携させて使いこなす能力):組手やミットの稽古で、状況を的確に分析し、視覚と連携させて判断することでめられます。
  • リズム能力(見た動きをまねしたりタイミングやリズムを合わせたりする能力):型やステップの稽古で、タイミングよくミットを蹴ったり、型で動作の速度を合わせたりする中で鍛えられます。
  • バランス能力(身体のバランスが崩れたときに体勢を保つ能力):テコンドーの蹴り技は片足で立つことになるため、姿勢を保つ必要があります。また、跳び蹴りの着地もバランス能力を高めます。
  • 変換能力(状況に合わせてすばやく動作を切り替える能力):組手やミットの稽古では変化する状況を的確に判断し、対応するため、変換能力が高まります。

押上テコンドークラブの方針

当クラブは、恐れることなく、自分の目的・目標に向かってひたすら前進することを意味する「勇往邁進」をモットーに掲げています。
高い目標に向かって努力することができる方、決めたことやり抜く強い意志を持った方、そういう自分になりたいと思っている方を歓迎します。また、当クラブは、「謙虚」「寛容」「調和」という心を大切にすることも重視しています。
これらは、成年部・少年部関係なく、すべての稽古生の方々に期待している方針となります。
当クラブに通っていただくためには、本人の努力だけではなく、保護者の方のご理解やご協力も必要となります。

以上、テコンドーが子どもの成長にもたらす効果と、当クラブの方針について紹介しました。
習い事を継続するには、相性や本人のやる気も非常に重要です。
テコンドーや当クラブの雰囲気がお子様に合っているか、やってみたいと思えるか、続けられそうか確認したい方は、トップページより無料体験をご予約ください。